上野公園内勧工場
この写真について
東京都台東区の上野公園の中にあった勧工場(かんこうば)を写した写真です。明治26年(1893年)ごろに出たとされる写真集『東京景色写真版』に収められています。公園のどこにあった、何という勧工場かは、写真の名前からは分かりません。
勧工場は、一つの建物の中に多くの店が集まり、通路に沿って正札(しょうふだ、決まった値段の札)を付けた品物を並べて売る、明治に生まれた商いの場です。明治10年(1877年)に上野公園で開かれた第1回内国勧業博覧会の売れ残りの品を売るため、翌年、東京府が丸の内に開いたのが始まりとされます。買わなくても自由に見て回れる気軽さが喜ばれ、明治30年代にいちばん栄えました。
明治の終わりごろから、呉服店から生まれた百貨店に客を奪われて数を減らし、大正のころにはほとんど姿を消しました。いまの百貨店やショッピングセンターの先がけともいえる店のかたちです。
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- 資料名
- 『東京景色写真版』(明治26年)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
-
国立国会図書館デジタルコレクションで見る
電子展示「錦絵と写真でめぐる日本の名所」で見る - 撮影時期
- 現在から133年以上前
- 掲載日
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