新町店つき
この錦絵について
格子の向こうに、髪を美しく結った遊女たちが座っています。外では、格子柄の着物の男がのぞき込み、隣の人が指さしています。大坂の遊廓、新町(しんまち)の店先を描いた錦絵です。
大坂の名所100景を、歌川国員(うたがわ くにかず)・里の家芳滝(よしたき)・南粋亭芳雪(よしゆき)の3人の絵師が描き分けた揃物(そろいもの)『浪花百景』の1枚で、この絵は国員の筆です(国立国会図書館での題は『浪華百景』)。幕末に大坂の版元「石和」から出ました。年ははっきりせず、安政のころに企画され、文久から慶応ごろ(1861〜68年)に出そろったという見方があります。
新町は江戸時代の初めに開かれた、大坂でただ一つの幕府公認の遊廓で、いまの大阪市西区新町のあたりです。井原西鶴や近松門左衛門の作品には、新町の店が登場します。明治以降は少しずつ商いの町に変わり、昭和20年(1945年)の空襲で古い町並みは失われました。
出典入りで
錦絵を保存する
錦絵の下に帯を足し、出典と「3rd-Party.jp」を入れて保存します。
錦絵には重ねません。
- 資料名
- 『浪華百景』
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
-
国立国会図書館デジタルコレクションで見る
電子展示「錦絵と写真でめぐる日本の名所」で見る - 制作時期
- 現在から130年以上前(江戸〜明治ごろ)
- 掲載日
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