新大橋
この錦絵について
隅田川に架かる新大橋(しんおおはし)を描いた木版画です。資料では、井上安治と小林清親の画で、福田熊二良から出た『東京名所』の一枚、明治10年(1877年)とされています。ところが、清親の弟子の安治が絵を出しはじめたのは明治13年(1880年)からとされ、年が合いません。資料の年の書き違いなのか、それとも安治がもっと早くから描いていた手がかりなのか。この一枚は、そんな小さな謎を抱えています。
新大橋は元禄6年(1693年)に、隅田川で3番目に架けられた橋です。「大橋」と呼ばれた両国橋に続く橋として、新大橋と名づけられました。江戸時代には修理や架け替えをくり返し、明治18年(1885年)に西洋式の木の橋、明治45年(1912年)に鉄の橋になりました。この絵の橋がどの時期のものかは、題名からは分かりません。
明治の鉄の橋は、関東大震災で焼け落ちず、橋の上に逃げた人々を救ったことから「人助け橋」とも呼ばれました。昭和52年(1977年)にいまの斜張橋(しゃちょうきょう)に架け替えられ、明治の橋の一部は博物館明治村(愛知県)に移されて、国の登録有形文化財になっています。
出典入りで
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錦絵の下に帯を足し、出典と「3rd-Party.jp」を入れて保存します。
錦絵には重ねません。
- 資料名
- 『東京名所.[7]』(明治10年)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
-
国立国会図書館デジタルコレクションで見る
電子展示「錦絵と写真でめぐる日本の名所」で見る - 制作時期
- 現在から149年以上前
- 掲載日
- 更新日
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