岐阜長良川の鵜舟
この写真について
広い川面に細長い木の舟がいくつも浮かび、舟のまわりの水には黒い鵜(う)が泳いでいます。右手には木々に覆われた山がそびえます。写真家の小川一真(おがわ かずまさ)が出した写真集『日本百景』の下巻(明治29年〈1896年〉)に収められた1枚です。
長良川の鵜飼(うかい)は、およそ1300年の歴史をもつ漁です。鵜舟(うぶね)には鵜匠(うしょう)・艫乗り(とものり)・中乗り(なかのり)の3人が乗り、鵜匠は10羽から12羽の鵜を縄でさばいて、鮎などの川魚をとらせます。ふだんは夜、篝火(かがりび)をたいて行う漁ですが、この写真は明るい時間のもので、舟の形や鵜の姿がよく分かります。明治23年(1890年)には宮内省が鵜匠に職員の身分を与え、いまも正式な職名は「宮内庁式部職鵜匠」です。
岐阜市の鵜飼は、毎年5月11日から10月15日まで行われます。平成27年(2015年)には「長良川の鵜飼漁の技術」が国の重要無形民俗文化財になりました。
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- 資料名
- 『日本百景.下』(明治29年7月)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
-
国立国会図書館デジタルコレクションで見る
電子展示「錦絵と写真でめぐる日本の名所」で見る - 撮影時期
- 現在から130年以上前
- 掲載日
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