東京名勝高輪蒸気車鉄道之全図(3枚続き)
この錦絵について
月岡芳年(つきおか よしとし)が描いた『東京名勝高輪蒸気車鉄道之全図』(明治4年〈1871年〉)は、3枚をつなぐと、汽車を囲む人の多さが際立ちます。右奥の緑の丘のわきから線路が手前へ大きく曲がり、金色の機関車が3両の客車を引いています。左上からは、線路をまたぐ橋が斜めに下りてきて、その先の石垣の上まで、見物の人や人力車、馬の列が続きます。丘の上にも線路のそばにも人が立ち、画面のあちこちから汽車に目を向けています。題は右上の2つの札に分けて、「東京名勝高輪」「蒸氣車鉄道之全圖」と書かれています。
題に「東京名勝」とあるように、高輪は江戸のころからの名所でした。東海道から江戸へ入る口には「高輪大木戸(たかなわ おおきど)」が置かれていました(置かれた年は、宝永7年〈1710年〉とする説など、いくつかあります)。海辺は月見の名所でもあり、とくに陰暦7月26日の夜は、遅い月の出を拝む「二十六夜待(にじゅうろくやまち)」で、提灯をともした茶屋や屋台に大勢の人が集まりました。
港区高輪2丁目には、いまも大木戸の石垣の一部が残り、昭和3年(1928年)に国の史跡になりました。最寄りの駅は泉岳寺駅です。
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錦絵の下に帯を足し、出典と「3rd-Party.jp」を入れて保存します。
錦絵には重ねません。
- 資料名
- 『東京名勝高輪蒸気車鉄道之全図』(明治4年)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
- 国立国会図書館デジタルコレクションで見る
- 制作時期
- 現在から155年以上前
- 掲載日
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