廣間
この写真について
冬の座敷を写した写真で、火鉢と座布団が並んでいます。『日本風景風俗写真帖』(明治43年、1910年)に収められ、英語では「冬の客間」と題して、「白く丸い器が火鉢で、やわらかな灰の中に火のついた炭がきちんと並べてある。客一人ひとりに火鉢一つと絹の座布団を用意する」と説明しています。撮った場所は分かりません。
火鉢は、灰を敷いた器の中で炭を燃やす暖房の道具です。灰が熱をさえぎるため、器が熱くなりすぎません。陶磁器や金属、木で作られ、奈良時代にはすでに使われていて、江戸時代から明治にかけて、町の人々の暮らしにも広まりました。五徳に鉄瓶をかけて湯を沸かしたり、網をのせて餅を焼いたりもできます。
火鉢は長く冬の暖房の中心でしたが、戦後の高度経済成長とともに、ストーブなどに代わって姿を消していきました。いまは骨董やインテリアとして好まれ、植木鉢や金魚鉢に使われることもあります。
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写真には重ねません。
- 資料名
- 『日本風景風俗写真帖』(明治43年11月)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
- 国立国会図書館デジタルコレクションで見る
- 撮影時期
- 現在から116年以上前
- 掲載日