加茂川納涼の景
この写真について
夏の夕方、鴨川の床(ゆか)で涼む女性たちを写した写真です。身なりから、芸妓や舞妓とも見られます。『京都名勝』(明治40年、1907年)に収められ、題は「京都加茂川納涼の景」と刷られています。「加茂川」は鴨川のことです。
明治のころの鴨川では、岸に組んだ高い床のほか、河原の砂州に床几(しょうぎ、腰かけ台)を並べたり、橋の下で河原から床を張り出したりと、いろいろな形で涼をとりました。その後、大正時代に入ると、治水の工事で西岸に禊川(みそそぎがわ)という細い流れが造られ、河原に床几を置くことは禁じられます。昭和4年(1929年)には、河原に据え置く高床にも制限がかかり、昭和10年(1935年)の大水では、出ていた床がすべて流されました。
戦争中は灯火管制のために床を出すことが禁じられ、戦後の昭和26年(1951年)に再び始まりました。いまの「鴨川納涼床」は、西岸の店が禊川の上に高床を張り出す形で、毎年5月から出されます。
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- 資料名
- 『京都名勝』(明治40年7月)
- 所蔵
- 国立国会図書館
- 使える根拠
- 著作権の保護期間満了(パブリックドメイン)
- 元の資料
- 国立国会図書館デジタルコレクションで見る
- 撮影時期
- 現在から119年以上前
- 掲載日
- 更新日
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